マイカーローンの審査に通らない理由と対策を確認しよう
ローンで車を購入したいけど審査に通らないかも…
自動車ローンの審査に落ちた。なにが原因?
そんな不安や疑問はありませんか?
他のローン審査より通りやすいと言われることもある自動車ローン。
でも審査を受ける側にとっては、通過の連絡がくるまでは気がかりになるものです。
このページでは車のローン審査に通らない理由や対策を詳しく説明します。
初めて審査を受ける人も、すでに審査落ちして再挑戦したい人も、ぜひ一度目を通してみてください!
自動車ローンの審査に通らない理由
自動車ローンに限らず、多くの金融サービスの審査は“仮審査”と“本審査”の2段階になっています。
それぞれ審査内容が異なるので、落ちる人の共通点にも違いがあるんです。
まずはその点から、詳しく見ていきましょう。
仮審査に落ちる原因
まず超えなければいけないハードルが『仮審査』。
仮審査では「申し込み者が申告してきた内容を元に、通過基準を満たしているかをチェック」します。
「仮」審査と聞くと、簡易的でハードルが低いイメージを持つ人もいますが、審査基準と照合するのは仮審査の時です。
このあと解説する本審査よりも高いハードルと考えたほうがよいでしょう。
仮審査で審査落ちする理由としては、以下の3つが考えられます。
仮審査に落ちてしまった人は、
・自分の借り入れ希望額が年収に見合っているか
・返済計画に無理がないか
などを、後述する返済負担比率も参考にしつつ考えなおしてみましょう。
勤続年数や収入に不安が残る人は、安定性の高い業種への転職や勤続年数をあるていど重ねてからの再チャレンジをおススメします。
本審査に落ちる原因
仮審査に通過すると『本審査』に進みます。
本審査では「申し込み情報やステータスに間違いがないか、書類・在籍確認などでチェック」します。
仮審査に通過している時点で審査条件を満たしていることは確認済みなので、あとは不備やウソがないかどうか確かめるだけです。
本審査で審査落ちになってしまう人のパターンを、少し多いですが7つ挙げてみました。
自動車ローンに通る人通らない人の違い
自動車ローンの通る通らないを大きく左右する要素があります。
それは
です。
先ほど「マイカーローンは総量規制の対象外だが年収と借入金額のバランスが大事」と説明しました。
このバランスを具体的に考えるにあたって、“返済負担比率”なるものが重要となってきます。
年間返済額÷年収×100=返済負担比率(%)で求められます
【例1】
年収300万円 | 月3万円返済 |
---|---|
(3万円×12か月)÷300万円×100=12% |
【例2】
年収300万円 | 月5万円返済 |
---|---|
(5万円×12か月)÷300万円×100=20% |
【例3】
年収300万円 | 月8万円返済 |
---|---|
(8万円×12か月)÷300万円×100=32% |
このように、同じ年収でも毎月の返済額によって返済負担比率は変わります。
総量規制が「年収に対してどのくらい借り入れているか」という見方なのに対し、
返済負担比率は「年収に対して年間どのくらい返済していくか」という考え方。
総量規制の対象外となる目的別ローンでは、後者の数字が参考にされます。
これが30%を超えてしまうようだと自動車ローンの通過に黄色信号。
借入金額を減らす、返済期間を延ばすなどの対策を講じて、できるだけ30%未満に収まるよう調整しましょう。
自動車ローンに通る人の例
いま解説した返済負担比率を踏まえたうえで、金融情報サイトやローン会社が公表している情報などから、自動車ローンに通った人のステータス(年収、雇用形態、勤続年数、家族構成、借入金額、返済額)を見ていきましょう。
【例1】
年収300万円 | 正社員 |
勤続5年以上 | 既婚 |
250万円借入 | 月3万円返済 |
年収や勤続年数などに問題がないというパターンです。
返済負担比率も12%と問題なし。
既婚、勤続5年以上など、社会的信用が高めと判断されての審査通過だと考えられます。
【例2】
年収250万円 | 契約社員 |
勤続1年以上 | 独身一人暮らし |
120万円借入 | 月4万円返済 |
この例では返済負担率19%となっています。
他社からの借入がなく、勤続1年以上であれば、契約社員やバイトなどの非正規でも審査通過が見込めます。
自動車ローンに通らない人の例
反対に、自動車ローンに通らなかった人の情報についても見ていきましょう。
【例1】
年収300万円 | 正社員 |
勤続3年以上 | 既婚 |
120万円借入希望 | 月4万円返済希望 |
カードローン残高80万円アリ |
自動車ローンの返済負担比率だけなら16%と問題ありませんが、カードローンの残高80万円が不安視されての審査否決と考えられます。
カードローンの残高を減らしてからの申し込みが推奨されます。
【例2】
年収180万円 | フリーター |
勤続1年未満 | 独身一人暮らし |
200万円借入希望 | 月1万円返済希望 |
年収と借入希望額のバランスが合わないパターンです。
また、200万円借りて希望の返済額が毎月1万円では、完済まで何年かかるかわかりません。
勤続年数を稼いだり、借入額と返済額を考えなおしたりする必要があります。
自動車ローンの審査に通過するポイント
最後に、審査の通過率を上げるためにできることを5つご紹介します。
ここまで解説してきた審査落ちの原因をおさえた上で以下のポイントを確認すれば、審査通過率は格段にアップするでしょう。
信用情報をクリーンにして申し込む
審査落ちの原因としても触れましたが、信用情報にキズがあると考えられる場合は、消えるのを待ってから申し込むと良いでしょう。
スーパーホワイトのほうが、事故情報が載っているよりは確実に印象が良いです。
審査に通りやすい時期を狙う
年末(12月)や年度末(2月〜3月)は審査に通りやすい時期と言われています。
各企業が立てる年間目標を達成するために、少しでも多く契約を結びたいと考えるからです。(年末や年度末にセールが多い理由のひとつもコレ)
特に急ぎでない人は、年末や年度末の購入に合わせて車選びをしてみてはいかがでしょうか。
ディーラーローンに申し込む
銀行マイカーローンは金利が低いぶん審査の難易度が上がります。
一方で、ディーラーローンは契約が店舗の利益に直結するので、柔軟に対応する傾向にあります。
金利は銀行よりも高めになりますが、審査通過を優先したいならディーラーローンを選ぶのもアリです。
頭金を用意する
ディーラーローンなどは申込時に、頭金による調整が可能なこともあります。
少しでも用意できれば借入金額を少なくでき、審査に通りやすくなるでしょう。
連帯保証人を用意する
頭金と同じく、連帯保証人を用意することで審査のハードルは一気に下がります。
連帯保証人がいれば貸し倒れのリスクが抑えられ、貸す側の不安が軽減されるからです。
ディーラーの保証人の用意を打診された場合は、家族や親戚をあたってみてもいいかもしれません。
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